2018年 09月 01日 ( 1 )
9.1  新聞小説 Ⅱ
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ひと月くらい前に終わった新聞小説が
しょうもなかったと ボロクソに書いたけど
今回終わった 石田衣良さんの「炎のなかへ」これはよかった。

当地は夕刊がなく 夕刊の小説も朝刊に載ってくるので
一紙に小説がふたつ 今日のは夕刊の分である。

いろいろあって クライマックスは 東京大空襲である。
大規模な空襲があって 大変悲惨であった事は聞いていた。
でも この小説の臨場感はすごかった。

六角形のパイプ状の焼夷弾は 姿勢を安定させるための
布のリボンを後ろにつけて 不気味な音をたてて
雨あられと落ちてくる。
樹木も電信柱も もちろん家も 街中が燃えている。
大きな通りは まるで煙突を寝かせたように
そこを火炎が突進してくる。
至る所に死傷者がいて それもだんだん慣れて
感覚が麻痺してくる。

そんな中 ハーフのタケシ少年は 
一家七人の命を守るために 奮闘する。
一種不思議な力でみんなを導き 間一髪で難を逃れ続ける。
夜明けごろ やっと空襲も終わってみんなの無事を確かめ
火災でぬるくなった噴水池の中で 笑った顔で息絶える。
登美子というのは 一緒に逃げ惑ったタケシの従兄弟。
最初と最後に 回顧録ふうに実年齢で登場する。

空襲 こんなにもひどかったのか・・・
「空襲にあわずに 昔の風情を今に残す〇〇・・」とか
いうから ほとんどが焼けて 残ったのはまれだったんだろう。

軍事施設でも何でもないのに 無抵抗な庶民と街を
焼き尽くす空襲 戦争とはこんなにも非人道的なのか。
これが戦争というものなのかか。

読書メモには 75点をつけておこう。
石田衣良さんは 4作目だけど 外れがない作家だ。
次は 又吉直樹さんだそうだ。
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by oue55 | 2018-09-01 14:04 | Trackback
  

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